【完全保存版】主要トイレメーカーのスペック機能別に徹底比較!我が家に合うトイレはどれ?

こんにちは!

今回のブログは最新のトイレ機能について書いていきます。


3年前の2022年にも書いたのですが、今回は2025年度として最新トイレの機能をさらに深く掘り下げ、主要メーカー(TOTO、LIXIL、Panasonicの3社)ごとに、以下の5つの最新機能の特徴について比較しながらまとめています♪


お尻・ビデ洗浄機能
節水機能
掃除機能
デザイン
価格



「どのメーカーの何が違うの?」

「自分にはどんな機能が必要?」

「予算内抑えるにはどのメーカー製品がよい?」


などといった疑問をお持ちの方にも、後悔しないトイレ選びとしての参考になるかと思います。

是非、最後まで読んでください(^^)/


※ただし、トイレの種類により付属する機能は異なります。あくまでもメーカーの機能についての比較となります。



徹底比較1:お尻・ビデ洗浄機能

単に「おしりを洗う」だけでなく、その洗い心地や清潔性には各メーカーの技術と工夫が凝縮されています。
洗い心地や衛生面に関わるこだわりの機能を比較してみましょう。

TOTO

トイレ業界のパイオニアであるTOTOは長年の研究と技術の蓄積により、高い洗浄力と快適性を両立し、約40年を経てもなお、TOTOのウォシュレットは進化し続けています。。。

洗浄機能の代名詞である「ウォシュレット」は、実はTOTOの登録商標とする温水便座の商品名です。

TOTO1860年6月発売初代ウォシュレット

▲1860年6月発売初代ウォシュレット


最新のモデルは多彩な水流と、洗い心地へのこだわりが特徴で、おしり洗浄だけでも、「ムーブ洗浄」「マッサージ洗浄」「ワイドビデ洗浄」など水流の種類にも力をいれ、個々の洗い心地を実現しています。

「ムーブ洗浄」 ノズルが前後に移動して、まんべんなく洗浄。
「マッサージ洗浄」 強弱を付けてリズミカルに洗浄。
「ワイドビデ洗浄」 広い範囲をやさしくサッと洗浄。


ちょっと面白いのが水に空気を含ませた大粒の水で優しくしっかりお尻を洗う「エアインワンダーウェーブ洗浄」です。

エアインワンダーウェーブ洗浄 使用イメージ
TOTO エアインワンダーウェーブ洗浄 少ない洗浄水でも快適な洗い心地が特長です。


<気になるノズルの衛生方法>

TOTOは独自開発の「きれい除菌水」をノズル洗浄にも使っており、ウォシュレット使用前後に水道水でノズルを洗浄するセルフクリーニングに加え、使用後に「きれい除菌水」でノズルの内側も外側も自動で洗浄・除菌しています。


さらに使用していない時間にも定期的に洗浄・除菌するので、ノズルは常にきれいな状態を保ちます。

「きれい除菌水」についてはのちほど掃除機能のところで詳しくお伝えします。



LIXIL

TOTOと並ぶシェアを誇るLIXILの洗浄機能としての商標登録名は「シャワートイレ」となります。

「シャワートイレ」は、使いやすさとデザイン性に定評があり、特に女性に人気となってます。


トイレで唯一、ノズルが2本あるのがLIXILです。

お尻洗浄ノズルとは別に「「レディスノズル」がついているのです!

「レディスノズル」はビデ専用の洗浄ノズルで、女性からの支持が高い機能となります。


たくさんの穴から空気を含んだ柔らかい泡沫水を出して洗浄するので、デリケートな部分もやさしい洗い心地です。

LIXIL「レディスノズル」  ※使用時、2本のノズルが同時に出ることはありません。

この構造は女性への優しさが光りますね!

<気になるノズルの衛生方法>


汚れの飛び跳ねを抑制する泡クッション(一部機種)が付いているのでトビハネを予め防ぎます。


またノズルはシャッター付きで、使用しないときは格納されるため、汚れの付着を防ぐことができます。


そしてレディスノズルは、おしり洗浄時には隠れているため、便のはね返り汚れを気にせずに安心して使うことが出来ます♪



Panasonic

Panasonicの洗浄機能の商標登録名は、「ビューティ・トワレ」となります。

「ビューティ・トワレ」は機能によりランクがありますが、ここでは最新の「ビューティ・トワレ RTシリーズ」はについて紹介させていただきます。


「ビューティ・トワレ RTシリーズ」は、洗い心地の好みは人それぞれということで、独自の洗浄モードを開発し、人の感性を分析する「感性工学」に基づいて洗浄感を検証されています。



・洗い心地がやさしい「ソフト洗浄」

・癒され感「バブル洗浄」

・洗い心地のよさ「パワービート洗浄」


の3種類から好みのおしり洗浄をすることができます。

パナソニックの洗浄機能は3つ!

瞬間式でのおしり洗浄の強弱幅は、業界トップクラスなんだそうです。

よりお好みの洗浄感を選択できます。参考:PanasonicHPより


<気になるノズルの衛生方法>

ノズルには汚れにくいステンレス素材を採用し、使用前後に自動で水洗いする「おまかせノズルクリーニング」機能も搭載。

抗菌効果の高い銀イオンを練り込んだ抗菌技術でシャッターを被覆衛生面に配慮した設計も特徴です。

ステンレスノズル
おまかせ ノズルクリーニング
Ag+抗菌 ノズルシャッター

まとめ - 我が家のトイレのノズルはどれにする?

洗浄機能はどのメーカーを選んでも満足度は大きく差異なし!

どの「ノズル清潔機能を選択するか」がカギ!

機能 TOTO
ウォシュレット
LIXIL
シャワートイレ
Panasonic
ビューティ・トワレ
おしり洗浄 ・ムーブ洗浄
・マッサージ洗浄
・ワイド洗浄
・やわらか洗浄
・ノズル位置調整
・水勢調整
・おしり洗浄
・マッサージ洗浄
・ワイドビデ洗浄
・ノズル位置調整
・水勢調整
・おしり洗浄
・ムーブ洗浄
・リズム洗浄
・ノズル位置調整
・水勢調整
ビデ洗浄 ・ビデ洗浄
・ワイドビデ洗浄
・ノズル位置調整
・水勢調整
・ビデ洗浄
・ノズル位置調整
・水勢調整
・ビデ洗浄
・ノズル位置調整
・水勢調整
ノズル清潔機能 ・セルフクリーニング
・きれい除菌水
・ノズル除菌クリーニング
・ステンレスノズル
・ノズルオートクリーニング
・ノズルリフトアップ
・ノズルシャッター
・プラズマクラスターイオン
・ステンレスノズル
・ノズルシャッター
・おまかせノズルクリーニング
・Ag+抗菌ノズルシャッター

※各機能は全てのトイレに付属しているわけではありません。一部のモデルにのみ対応している場合があります。



徹底比較2:節水機能

限りある水資源を大切にするために、トイレの節水機能はますます重要になっています。
各メーカーでは共通して、「少ない水量で効率的に洗浄できる」技術を開発しています。

TOTO

TOTO独自の節水テクノロジーである、「トルネード洗浄」は、洗浄しながら水流の特色と勢いを活かして、バランスよく節水と洗浄を実現しました。年間の水道使用量を大幅に削減することが可能にしています。

<トルネード洗浄> 大洗浄4.8L、小洗浄3.6L(代表値)という少なさで、しっかりとした洗浄力をキープ!

TOTO 最小量の洗浄水量 大3.8L 小3.0L
※シリーズや排水状況により水量は異なります。


LIXIL

LIXILは奥の吐水口から力強い水流が広範囲を洗い流す「パワーストリーム洗浄」を開発し、勢いで洗浄と節水の2つを実現しました。

<パワーストリーム洗浄>パワフルな洗浄力でこびりついた汚れも逃しません!

LIXIL 最小量の洗浄水量 大5L 小3.8L
※シリーズや排水状況により水量は異なります。


Panasonic

ユニークな技術で節水の新境地を開拓するパナソニックは、スパイラル水流で驚きの節水効果を発揮しました。

水流をコントロールする独自の形状で、内面全体をぐるりと洗う「スパイラル水流」は、少ない水量で高い洗浄力を発揮します。

<スパイラル水流> 勢いよく旋回しながらまんべんなくキレイにするので少量の水でOK!

パナソニック最小量の洗浄水量 大4.6L 小3.0L
※シリーズや排水状況により水量は異なります。


まとめ - 我が家のECOトイレはどれにする?

各社、節水へのアプローチは違えど、環境への想いは同じです。

あとは各ご家庭でどのトイレが一番使い易いか、そして洗浄のスペックとコストバランスを見ながら検討すると選びやすいですね♪


洗浄力と節水のバランス重視なら → TOTO

パワフルな洗浄力も捨てがたいなら → LIXIL

とにかく節水を極めたいなら → Panasonic


徹底比較3:掃除機能

TOTO

TOTOは、「きれい除菌水」をはじめとする独自の技術で、トイレのキレイを徹底的に追求しています。


キレイ除菌水とは、電気分解で生成した除菌成分を含む水が、便器の内側やノズルを自動で洗浄・除菌!黒ずみやニオイの元にアタックするTOTO独自の技術です。


そしてセルフクリーニング、プレミスト、フチなし形状など細かな部分でお掃除が楽になる様工夫されています。

セルフクリーニング: ノズルを使用前後に自動で洗浄。常に清潔なノズルで、気持ちよく使えます。
プレミスト: 便器表面を水で濡らし、汚れをつきにくくする!だから、こびり付きも防ぎ、お掃除がラクに。
フチなし形状: 便器のフチ裏がないから、サッとひと拭き!汚れがたまりにくく、お掃除が格段にラクになります。

最新のTOTOのトイレでは、「びっくリーン技術」と称してきれい除菌水を活用し、使うたびにきれいになる設計となっています。


ノズルはオートクリーニングで、使用後便座から立ち上がってから約25秒後と、洗浄機能を8時間使用しない時に自動で洗浄します。

ノズル 外側洗浄の様子
ノズル 内側洗浄の様子

LIXIL

LIXILは、素材の力と使いやすさを追求したお掃除機能が魅力です。TOTOが汚れた処理に工夫するのに対し、LIXILは最初から汚れをつきにくくする工夫が施されています。

<アクアセラミック> 水アカや便器の黄ばみの原因となるシリカを結合させないので汚れが付きにくく落ちやすい!
<ノズルシャッター> 使わないときはノズルをカバー。汚れの付着を防ぎ、清潔さをキープ!
<鉢内除菌> プラズマクラスターイオンが、便器内を除菌・消臭!

また、LIXILは泡の力を使い、男性立ち小用時の飛沫汚れや着水音を低減するので、少ない水でも汚れをキャッチします。泡をつくる専用補液はリクシル通販サイトで手に入ります。

<泡クッション> 男子小用時の着水音が約7.5dB低減。

その他にも便座が持ち上げる「お掃除リフトアップ」する機能で、今まで手が届きにくかった便器との隙間を拭ける仕組みをつくりました。


<お掃除リフトアップ>

また、LIXILはユニークな技術で節水の新境地を開拓しています。泡の力を使い、トビハネヨゴレを抑える「トリプル汚れガード」を開発しています。


スゴピカ泡クッションとスパイラル水流で、泡と水流の合わせ技で驚きの節水効果を発揮します。

Panasonic

パナソニックもLIXIL同様、最初から汚れにくい素材と形状にこだわり設計されています。

割れや傷、ヒビにも強い「スゴピカ素材」と称する有機ガラス系新素材を便器に使用し、ぬめりや黒ずみの原因となる水アカがつきにくくなっています。

またこの素材は水族館の水槽や航空機の窓などにも使用されており、細かい傷がつきにくく、ブラシ掃除も可能なんだそうです。

有機ガラス系新素材(スゴピカ素材)の便器
スゴピカ素材は水垢が付きにくい素材です
<スキマレス設計> 便器のフチやフチ裏も隙間になるつなぎ目をなくした設計に。  ※写真はL150シリーズ
<Ag+抗菌便座・ノズルシャッター> 銀イオンの力で、便座やノズルシャッターの菌の繁殖を抑制。
<自動でクリーニング> 使用前後にノズルを自動洗浄。さらに、汚れが気になる時には手動で念入りに洗浄も可能。

また、泡のクッションで受け止める「ハネガード」

フチの立ち上がりで、外に垂れ出しにくい「タレガード」

便座と便器の巧みな合わせ技でせき止める「モレガード」

この3つのガードで初めから汚させません!

<スゴピカ泡クッション> 泡のクッションで受け止める「ハネガード」の役割があります。


まとめ - もうトイレ掃除にストレスを感じない!

各社のお掃除機能、いかがでしたか?どのメーカーも、私たちのトイレ掃除の負担を減らしてくれる心強い機能ばかりで、お掃除がラクになる機能は本当に嬉しいですよね。ぜひ、あなたのライフスタイルや重視するポイントに合わせて、最適な一台を見つけてください!


徹底的にキレイを追求するなら → TOTO

汚れにくさと清掃性を両立したいなら → LIXIL

素材と形状で汚れを防ぎたいなら → Panasonic


徹底比較4:デザイン

TOTO

TOTOのデザインは、無駄を削ぎ落としたミニマルな美しさが特徴。どんな空間にもスッと溶け込む、普遍的なデザインが魅力です。


TOTOの最上位モデルであるネオレストがまさにその代表です。

過度な装飾が無く、飽きのこないシンプルな美しさが特徴です。

TOTO ネオレスト:  タンクレスで凹凸の少ない、まるでオブジェのような美しいフォルム。 空間を広々と見せる効果も。

LIXIL

LIXILのデザインは、流れるような曲線美と、空間に上質な印象を与える存在感が魅力です。

薄型&一体感でレストルームをより広く感じさせるのが特徴です。

多彩なカラーバリエーションにも富んでおり、個性的演出も可能です◎

LIXIL サティス: コンパクトながらも、優雅な曲線が美しいタンクレスデザイン。 まるでホテルのような、洗練された空間を演出。

Panasonic

パナソニックのデザインは、流線形の美しいシルエットと、独自の素材感が特徴。温かみのある、居心地の良いレストルームを提案します。


スリム&コンパクトなので、省スペース設計で、狭いレストルームにもすっきりと設置可能。定番のホワイトに加え、メタリック調や木目調など、個性的なカラーもラインナップされています。

Panasonic アラウーノ: 丸みを帯びた、やわらかなフォルムが特徴。 有機ガラス系新素材の滑らかな質感が、空間に上質感をプラス。

まとめ - あなたのレストルームをどんな空間にしたい?

シンプルでスタイリッシュな空間が好きなら → TOTO

優雅で上質な空間にしたいなら → LIXIL

温かみがあり機能的な空間が好きなら → Panasonic


徹底比較5:価格

トイレの価格については、全体的の床のメーカーも、ウクライナ情勢の深刻化を背景とした原材料価格の高騰などが要因で、値上げしているのが現状です。


予算に合った内容の機能モデルお見つけることが成功の鍵です!また、リモデル商品だったり、1つ前のモデルであればセールになったりもしますのでそこもねらい目です♪

以下の価格帯はあくまで便器と温水洗浄便座のセットで工事費を含まないヤマキシの商品の目安です。

ヤマキシではこちらのトイレ商品に38000円(税込)の工事費をいただいています。

※ただし、標準の工事にのみの価格になります。詳しくはお見積りください。

TOTO

TOTOは幅広い価格帯で、ベーシックなモデルから高機能なモデルまで選択肢が豊富です。一般的に品質が高く、安定した人気があります。


エントリーモデル: ピュアレストQRなど 価格帯 (目安): 12万円台~

スタンダードモデル: Zj1、GGシリーズなど 価格帯 (目安): 20万円前後

ハイグレードモデル: ネオレストシリーズ  価格帯 (目安): 30万円台~

LIXIL

LIXILは、比較的リーズナブルな価格帯のモデルが充実しており、特に防汚機能に力を入れています。コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。


エントリーモデル: アメージュZシリーズ 価格帯 (目安): 9万円台~

スタンダードモデル: アメージュ高機能モデル、プレアスLS 価格帯 (目安): 20万円前後

ハイグレードモデル: サティス 価格帯 (目安): 30万円台~


Panasonic

パナソニックは、スゴピカ素材を採用した独自性の高い製品が特徴で、高価格帯のモデルに強みがあります。デザイン性や最新機能を求める方向けです。


エントリーモデル: NewアラウーノV 価格帯 (目安): 16万円台~

スタンダードモデル: アラウーノS160、NewアラウーノV (SN5グレードなど) 価格帯 (目安): 20万円前後

ハイグレードモデル: アラウーノL150シリーズ 価格帯 (目安): 35万円台~


まとめ -価格で選ぶなら

各メーカーとも、価格帯はほとんど変わらず、しかし幅広く展開されています。

自分の予算や重視するポイントに合わせて、最適なモデルを選びましょう♪


ここまでメーカー別に書いてきましたが、ご自身に必要な機能や特徴などありましたか?


水まわりのリフォームは水を止めるので工事をお考えの方は、春先や秋口など、暑すぎず寒すぎない時期にするのがおススメです。また、2025年の今年は国からの補助金制度が充実していますので、断然オススメの年です!


衛生機器の値上げが年々上がっていきますし、年度末には補助金枠がいっぱいとなり、受付が終了する可能性もあります。


是非リフォームを迷っているという方は、お早目に計画してみてくださいね(^_-)-☆

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