冬はヒートショックにご注意ください!!
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
今年のお正月は日本列島が寒波に覆われて大変寒いスタートとなりましたね。
今回のブログでは、こんな寒い季節に起こりやすいヒートショックについて書いていきたいと思います(^^)/
ヒートショックは恐い症状であり、思ってもいない瞬間に突然現れます。
いったいどんな人がどんな原因でなるのでしょうか?
油断大敵!ヒートショックは身近に潜んでいます!
「ヒートショック」とは、急激な温度の変化により身体がダメージを受けてしまうことです。
11月~3月までの時期は特に注意が必要です。ヒートショックが原因となった事故は交通事故のなんと4倍になるともいわれており、年間で約1万4千人も亡くなっているそうです。
思った以上にヒートショック事故は、私たちの身近に潜んでいます。
特に入浴中に発生するケースが年々増えており、約9割が高齢の方のようです。
飲酒後や、体調不良の日には入浴を避け、ヒートショックを起こさないよう事前に対策をしておけば事故を未然に防ぐことができるかもしれません。
それでは、ヒートショックはどのようにしたら防ぐことができるのでしょうか?
まずはヒートショックがなぜ起きるのかをご説明させていただきます。
ヒートショックはなぜ起きるのか?
ヒートショックはなぜ冬場の寒い時期に起きやすいのでしょうか?
またなぜ高齢者に事故が多いのでしょうか?
ヒートショックを起こしやすいのは、特に冬場の冷え込んだトイレ・洗面室・浴室など、極端な温度差がある場所です。
例えば入浴するとき、まずは寒い脱衣所洋服を脱ぎます。脱衣所や浴室は家の北側に位置することが多く、日が当たりにくく寒い場所になることが多いと思います。
寒い場所では血管が収縮し、血圧が上がります。
次にお風呂につかって体が温まると、血圧が急激に下がります。
入浴後、また寒い脱衣所では血圧が急上昇します。
このように血圧が急激に上下することにより、人間の体は大変ダメージを受けます。
体の中で血圧がジェットコースターのような状態で昇り降りしている状態です。
このダメージになかなか対応できない場合、心臓発作や心筋梗塞を引き起こしやすく、ヒートショック状態となります。ヒートショックを起こしたまま意識がなくなり、入浴中に溺れてしまうケースが多いのだそうです。
高齢者だけではなく、アルコールが抜けていない状態の方や、普段から血圧の高い方、心臓の弱い方も注意が必要です。また寒いトイレなどでも似たようなことが起こりえます。
ご自身でヒートショックを防ぐポイント
しっかりと原因について把握し、症状が起きないようにするには!?
・入浴は40度未満のぬるめのお湯に入り、長湯を避けましょう。熱いお風呂は危険です。肩が寒いときは、お湯で温めたタオルをかけましょう。
・長風呂は避け、お風呂に浸かる時間は長くても合計で10~15分以内にしましょう。
・入浴中は血圧が下がるだけでなく、汗をかき、血液が濃くなります。熱中症を避けるために入浴前に一杯の水を飲むとよいでしょう。
・冷え込む深夜ではなく、早めの時間に入浴するように心がけ、心臓病や高血圧の人には半身浴をおすすめします。
・入浴前は家の中の寒暖差をなるべくなくしましょう。脱衣所や浴室を予め温めておくと良いと思います。
・飲食後のお風呂は避けましょう。アルコール効果で血液は下がっています。大変危険ですので避けてください。
・食後は消化器官に血液が集まり、血圧はやや低くなっています。食後1時間は入浴を控えるか、入浴後に食事をとりましょう。
・生活習慣病の原因となる飲酒・喫煙・暴飲暴食を避け、できるだけ健康な体づくりを日頃から行いましょう。現在はコロナ渦で外出が難しいですが、ストレスをなるべく溜めないことも重要です。
・持病(糖尿病・高血圧・肥満)を持っている方はヒートショックを起こしやすいと言われています。
上記に注意して、ヒートショックを起こさない工夫が必要です。
ここまでは、「ご自身でヒートショックを防ぐ」注意事項をいくつか挙げました。
実際に脱衣所、浴室に暖房器具を導入する方も多いと思いますが、最近の新築住宅などはヒートショックに対応した家づくりが多くなっています。
理想は「全室床暖房」ですが、あまり「費用をかけずに、ヒートショックを未然に防ぐリフォームアテムをご紹介させていただきます♪
便利な商品をご紹介♪
近年、増え続けるヒートショックに対応した便利なリフォームアイテムが多く出ています。
お気軽に取り入れられるアイテムもありますので、ぜひヤマキシのリフォーム担当者にご相談されてみてはいかがでしょうか。
※後付けできないアイテムやメーカーもあります。
暖房換気乾燥機
浴室専用の「暖房換気乾燥機」というアイテムがあります。
換気扇から換気暖房乾燥機へ替えることで浴室を温められ、ヒートショックを未然に防ぐことが可能です。
暖房換気乾燥機は浴室を温めるだけではなく、浴室内に洗濯物を干すことができます。
壁掛けタイプ、天井取り付けタイプ、ビルトインタイプの3つがあり、天井取付タイプが主流となっています。どれを設置するかは、浴室や家全体の構造などで変わってきます。
浴室にある乾燥機から、暖房換気乾燥機に交換するだけで済む場合は、大掛かりな工事が必要ありませんので思ったより安く済む場合があります。
しかし、家の構造や熱源の問題、また最先端の暖房換気乾燥機を付ける場合などは別途工事が必要な場合がありますので、一度見積もりを依頼してください。
臭いが気にならないの?と思いますが、空気の循環もしっかり考えた設計になっています。またパナソニックはナノイー搭載でカビを寄せ付けない構造になっていますので、毎日は洗えないコートやスーツを干すだけで、気になる臭いを低減する効果があります。
そしてセンサーにより浴室をかしこく乾燥させるので、24時間、換気扇をフルに回すよりもとても経済的です。
浴室窓・脱衣所などの窓リフォーム
内窓を取り付けることは断熱対策として有効で、窓からの冷気が緩和されます。内窓のガラスは複層ガラスとし、なるべく厚みのあるものを選んで、サッシは樹脂製とするとさらに効果的です。
天井と床下を断熱リフォーム
アクアフォーム®は、温室効果の大きいフロンガスを使わず、水を使って現場で発泡させる断熱材で人と地球に優しい硬質ウレタンフォーム素材です。無数の超微細気泡の中に多量の空気を含んでいるため、優れた断熱性能を発揮します。また吸音性にも優れています。
そしてなんといっても、家具を動かす必要がなく断熱できるのも魅力の一つです。
吹付け施工なので、隙間もなく高断熱なんです。
構造や立地条件により施工できない場合もありますので、一度ご相談下さい。
浴室だけをリフォーム!最近のお風呂は高機能です!
戸建住宅でユニットバスでの寒さが気になるケースでは、断熱材が適切に施工されていないことが原因である場合が多くあります。
タイル張りの浴室は、タイル自体に保温機能がない為、タイル自体を温めても寒さを解消できません。
もしタイルにヒビが入っていたり傷んだりしている場合は、お風呂ごとリフォームするのをおススメします。
断熱性能の高いユニットバスは、壁面パネルや床の断熱性能が向上し、冷たさを感じにくい床材や保温力のある浴槽が取り入れられた商品が数多くあります。導入コストは掛かりますが、ランニングコストを考慮すると、むしろお得です。
【おすすめのお風呂機能をご紹介♪】
ぜひヒートショック防止と共に、2022年こそ快適な生活を手に入れてください!
近年のお風呂にはたくさんの機能が備わっていますので、もしご興味のある方はヤマキシリフォーム担当者へご相談いただければご説明させていただきます!
お見積り・ご相談はいつでも無料です!