リフォームはいつが最適?!タイミングを逃さず無駄な出費を防ぎましょう!
リフォームする時期の目安とは?
「我が家もそろそろリフォームかな・・・」と感じ始めるのは築10年後くらいが多いのではないでしょうか?
しかし、10年目はまだそこまでの痛みや劣化は目に見えないため、気が付いたら20年経っていた!という事もあるかと思います。
目立った劣化もなく、普段通りに生活ができていたとしても、実は見えないところで劣化が進んでおり、気が付いたときには大改修が必要になってしまったというパターンがよくあります。
今回のブログでは、おおよそのリフォーム時期の目安となるタイミングについて調査してみました。
目安となる時期がわかることで、メンテナンスにかかる費用をグッと抑えることができます。
まずは築10年目、20年目、30年目と3パターンで比較してみましょう!
築10年目のメンテナンス
外壁塗装
築10年が過ぎたころ、外壁は貼り替えや屋根の葺き替えはまだ先でも大丈夫ですが、「塗装」のメンテナンスが必要だと言われています。
下の写真のようにカビが生えていたり、ヒビが見られたり、汚れが付着している場合はすぐにメンテナンスした方が後々費用が嵩みません。
外壁の劣化をそのまま放置しておくと、雨水などが侵入し、あとあとのメンテナンス費用が嵩む場合があります。
またしっかり塗装することで、夏は涼しく、冬は暖かく快適に過ごすことができますので、是非こまめにチェックしてください。
シロアリ点検・駆除
シロアリの点検は基本的に5年おきに行うのが普通ですが、もし築5年目に行っていない場合は、必ず行って下さい。
もし住宅がシロアリに侵されていたら、家の土台や柱、壁の内部まで被害が進んでいる場合があります。
幸いにも発見が早く、シロアリ駆除が一部だった場合、4~20万で済む場合がほとんどです。(駆除の広さによりこの金額を上回り場合があります)
ここで、実際に当社が行ったシロアリ駆除の施工事例を少しご紹介いたします♪
例1【一部のシロアリ駆除】
8畳・6畳×2・廊下部分を駆除した場合の費用は約16万円でした。
但し、家全体ではないので保証がつきません。
例2【約24坪のご自宅のシロアリ駆除】
床下部分全体の穿孔処理・木部処理・土壌処理・壁体内拡散処理 などの処理となるシロアリ駆除一式をして約25万円でした。
例3【家床下全体のシロアリ駆除】こちらのご家は、キッチンをリフォームする際に、シロアリが見つかり、キッチンリフォームだけのつもりが、廊下などもリフォームが必要になり、シロアリ駆除を含め、約180万円ほどかかってしまいました。↓実際の駆除の様子の一部です。
お客様から実際頂いたアンケートの一部です↓
しかし、早期発見ならまだこれくらいで済みますが、家全体(2回屋根裏)まで広がっている場合は500万円以上かかる場合もあるそうです。
給湯器
次に給湯器ですが、安全上の支障がなく使用可能な設計標準使用期間は家庭用給湯器であれば「10年」と設定されて作られています。(※業務用は3年と言われています)
こちらも、以下のようなサインがあれば早めに交換した方が、良いでしょう。
・リモコンにエラー表示が出るようになった
・何度も同じエラーが出るようになった
・点火しづらくなった
・お湯の温度が安定しなくなった
・お湯が出てくるまでの時間が長くなった
・給湯器から大きな音がするようになった
・給湯器の排気口まわりに錆が出てきた
・給湯器の周りから水漏れがするようになった
・においがするようになった
給湯器の製造年月は、給湯器に貼ってあるので一度チェックしてみてください。
故障してからですと、大変時間がかかります。見積もりをとり、新しい給湯器を発注して到着、工事着工するまでに最短でも1~2週間はかかります。また近年はコロナ禍の影響で給湯器の入荷が大変困難となっております。
余裕を持ってご依頼くださいませ。
オイルタンク・ホームタンク
昨年、灯油の重量に絶え入れなくなった事でタンクが転倒するという事がありました。
原因はオイルタンクの経年劣化でした。
オイルタンクの脚が錆びなどの腐食で自立ができない状態になっていました。
砂利に埋もれていたため、ヤマキシの配達員も、脚に腐食に気が付くことができませんでした。
オイルタンクなどの住宅設備の管理は所有者の責任です。
大きな事故につながる前に、点検や買い替えをご検討ください!
また定期的にご自身で点検をお願い致します。
トイレ
毎日使用するトイレも、じつは10年が寿命です。
何ともない状態で使用出来たとしても、タンク内の部品やパッキンなどは早くて5年、長くても10年すると劣化しています。
目に見えた劣化じゃないと、なかなかリフォームのタイミングをつかむのは難しいのですが、便器が黄ばんでいたり、汚れが取れなかったり、水漏れなどが見られると即交換をおすすめします。
また、10年近く経っていて、シャワートイレ(ウォシュレットなど)が壊れて使用できない状態なども交換の目安です。
トイレだけではなく、意外とトイレの壁には汚れがこびりついています。
トイレの壁に黄ばみや悪臭が付いてしまう原因は、尿が壁に飛び散ったのをそのまま放置してしまったためです。飛び散った尿を放置してしまうと、雑菌が繁殖し壁紙も劣化しています。
10年も使用した壁紙や床は、トレイを交換する際に是非一緒に交換する事をおすすめします。
築20年目のメンテナンス
築20年目に入ると、主に水まわり、床・壁の劣化が目立ってきます。
上記に説明した外壁・給湯器・トイレなどにプラスしてリフォーム箇所が増える時期ですので、10年目よりも費用がかかってきます。
しかし、ここでしっかりリフォームすることで築30年目にかかる費用は大きく変わります。
お風呂
使用頻度の高いお風呂は腐食しやすく、築20年も経つと浴槽や配管の交換も必要になってきます。
毎日掃除しているのにこびりついてしまったカビはなかなか素人ではとれません。
また20年前のお風呂に比べると最近のお風呂は、断熱性が高く、色々な機能も備わっています。お風呂が寒くないと、ヒートショック防止にもなり、快適なバスタイムを得ることができます。
タイル張りの寒いお風呂から温かいユニットバスに交換するときも、ヤマキシでは内側からしっかり断熱するリフォームを施します!
キッチン
キッチン本体の耐用年数は10~20年と言われています。
特に、レンジフード(換気扇)や食洗器は油がこびりついてしっかり機能していないこともあります。
また、排水管も老朽化していますので、キッチンリフォームの際には点検してもらい、一緒に交換する方がおススメです。
クロス
クロスの寿命は早くて5年、長くて15年ほどと言われています。
一部だけ取り換えるとほかの部分の劣化が目立つようになるため、可能であれば全体を交換しておくことをおすすめします。
クロスを貼り換えるだけでも、部屋全体がまるで新築のような雰囲気に蘇ります!
床
フローリングなど、フカフカしている部分がありませんか?
築15年〜20年経つと接着剤が劣化し、板同士が剥がれて浮いてきます。
大体は湿気の多いところや、よく人がある箇所、ドアの前などで起こることが多い劣化現象です。
床がフカフカしている原因のひとつに、床板を支える役目の根太や大引という土台となる木材が腐っている場合があります。特に水まわりの場合は、床に水がしみこみ、床下まで流れて腐食していることもあります。
まずは業者さんに床下の状況確認をしてまらいましょう。
原因が湿気の場合、どこまで影響しているのかで費用は変わってきます。
また湿気が原因の場合は、床下を換気する設置が必要です。
腐食が進んでいる場合は、腐食部分を取り除いて補修してもらいましょう。
築30年目の住宅
築30年経つと、住宅はどう変わるのでしょうか?
例えば建築した際に、0歳だった赤ちゃんも30歳という立派な大人に成長し、もしかしたら結婚などで別に住んでいる可能性もあります。
住んでいる人や人数が変わることで、家の中の間取りがライフスタイルに合ってないので、住みにくくなってきます。
また全体の経年劣化により耐震性に問題のある可能性もあります。
水まわりの配給缶も錆び、いつ漏水してもおかしくないのが30年からです。
しかし、10年目・20年目でしっかりメンテナンスと点検をしておくことで、建て直さずともリフォームするだけで30年目以降も安心して暮らせます。
30年以上経ったお家は耐震問題なども見直す時期になります。しっかり点検した上で注意すべき点はたくさんあります。ここでは主に注意していただきたい3点をご紹介します。
瓦屋根の劣化
一般的に建物が老朽化してくると、経年劣化による雨漏りのリスクは高くなります。
放置しておくと、住宅内部の浸食を進行させてしまい、ますますメンテナンスにお金がかかる結果になってしまいます。
天井に発生した雨漏りの原因の多くは屋根の経年劣化です。
屋根のズレ・ヒビ割れ・板金の浮きなど、調査が必要です。大変危険ですので、専門家に依頼しましょう。
シロアリの被害
冒頭でもご説明しましたが、シロアリは定期的に点検とシロアリ消毒が必要です。
薬剤は約5年で効果が切れてしまうことが多いので、以前にシロアリ点検をしている場合は5年毎の点検をおすすめします。
シロアリは柔らかい材木を餌として好むので、古木となった築30年以上の木造家屋は被害リスクが高くなります。
また水分を吸った木材は柔らかくなり、シロアリの好きな餌となります。湿気を逃がしてない家・雨漏りのある家は要注意です。
耐震問題
耐震性については、1981年に耐震基準の大きな見直しがありました。
1981年以降の耐震基準を満たした住宅でしたら、地震によるリスクは低いでしょう。
揺れを感じやすい家に住んでいたり、1階がガレージになっている、窓が多い、など当てはまるようであれば、耐震点検をおすすめします。
近年では、軽い屋根や地震に強いサイディングが開発されています。
日本は地震が大変多い国です。命を守るための耐震リフォーム、是非30年目に点検を。
どうでしたか?
家の見た目と性能は別物なので、見た目だけで判断するのは禁物です。
「木造住宅の寿命は30年」といわれています。
但し、30年の中で安全に暮らすためには適切なタイミングでメンテナンスが必要です。
寿命を過ぎると劣化は加速するため、内部まで劣化が及んで余計にお金がかかるケースが多いのです。
費用が嵩む前に、日ごろからご自宅の状態を点検・把握し、適切な時期にリフォームを施すことでご自宅を安全に長く保つことができます。
大切な住宅の寿命を延ばすためにできることを10年目・20年目にしっかり見直してくださいね(^_-)-☆
リフォームのご相談・見積もりなどお気軽にご依頼ください。
来店予約していただくと、ヤマキシお買物券500円をプレゼントしています。