住設建材メーカー15社値上!!4つのショックが揃った?!リフォーム市場の今後の見通しは?!
なんでも値上がり!なぜ?!
最近は原油価格が高騰し、様々なものが値上がりしています。
マヨネーズや小麦粉、食品オイルなど多くの食品が値上がりしましたね。
実は、食品だけではなく、電気・ガス料金も値上げしています。
玉ねぎなんか、もう高すぎて手が出せない状態・・・(涙)
また、ユニクロやしまむらなどのアパレル業界でも値上げ検討中だそうです。
値上げが続く商品はどれも生活に欠かせないものが多く、家計への影響はますます大きくなります。
住宅設備も値上がりします!
リフォームをお考えの方は・・・
出来れば予定を繰り上げてお早目に計画された方が良いでしょう。
ここ近年は木材の価格が高騰しており、リフォーム業界では「ウッドショック」などと呼ばれています。
しかし、住宅関連(特に水まわりのリフォーム)の値上がりは、木材だけではなくアルミ・半導体など原材料を多く含む住宅設備にまで及んでいます。
年々、戸建て住宅の単価は上がってきており、国内では2020年~2021年の1年間でも約8%値上がりしたそうです。
これは、新築だけに特化した話ではありません。水まわりを中心とした値上げになっていますので、残念ですがリフォーム全般も値上がりしています。
具体的にどの辺がどのように値上がりしたの?
値上がりの対象は主に水まわりです。価格改定を行うメーカーは以下の通りです。
※2022年4月現在各社で発表されている内容です。一部の商品・オプション・工事を除く。
メーカー名 | 対象商品 | 値上げ幅 | 改定日 |
---|---|---|---|
LIXIL | 住宅用サッシ・トイレ・キッチンなど14項目 |
2~39%の値上げ |
2022年4月1日 |
パナソニック | キッチン・バスルーム・洗面化粧台・トイレ |
約6~12%の値上げ |
2022年8月1日 |
TOTO | トイレ・ユニットバスなど6項目 |
約2~20%の値上げ |
2022年10月1日 |
クリナップ | キッチン・ユニットバスなど |
約6%の値上げ |
2022年7月4日 |
タカラスタンダード | キッチン・レンジフードなど |
約1~9%の値上げ |
2022年4月25日 |
ノーリツ | ガス給湯器・ビルトインコンロなど |
約5~7%の値上げ |
2022年7月1日 |
その他、
サンゲツでは壁装材・床材・カーテンなどの商品が約18~24%
YKKapでは玄関ドアやサッシが約8~15%
エクステリア代表の三協立山株式会社ではエクステリア全般が約4~12%
という値上げがすでに始まっています。
なぜ住宅設備はいま高騰しているの?
なぜ今こんなに住宅資材が値上がりしているのかというと、きっかけは新型コロナウィルスです。
世界中の生産拠点でロックダウンによる操業停止と生産遅延がたびたび発生し、製品の供給が追い付かなくなっている状態です。
また輸送も減少することで、物流コストが増加傾向となっています。
4つのショックが同時発生
しかし、高騰の原因は新型コロナの影響だけではありません。
近年、世界中で冒頭でもお伝えした「ウッドショック」の他に、「オイルショック」・「アイアンショック」なども発生しており、それらも住宅設備が高騰する要因となっています。
木材価格が高騰することを「ウッドショック」と言いますが、「アイアンショック」とは鋼材価格が高騰することを意味します。
木材は国内建築需要の約6割を占める住宅で多く使われる一方、鉄筋や鉄骨といった鋼材はマンション、事務所、商業施設、物流施設等を建設する際に多く使われる主要な建設資材です。
家を建てるときや外壁などで必ず必要な足場などもこれに関係してきます。
「オイルショック」についてですが、毎日のTV報道でもご存知、ロシアによるウクライナ侵攻をきっかけに商品市況が荒れ、大産油国であるロシアからのオイルの供給が途絶えています。
日本はまさに現在、第3次のオイルショック状態と言えます。
インフレと円安の問題
つまり、ウッドショック・オイルショック・アイアンショック・コロナショックという4つの問題を抱えている状態です。
その上、原材料の値上がりや物を作るための費用が高くなり、インフレを起こしている状態です。
インフレにより、円安が進み、4月14日は20年ぶりに126円台まで下落しましたね。
1か月で8円も下がっているのです!!
円安により、輸入材料や原油などの値段は上がります。
日本は資源を持たないため、それらの商品を輸入に頼っています。
どんなに高くても買わなければならないため、ますます円安は進みます。
それにより住宅設備の価格も影響してきます。
表を見てもわかるように、2021年に入り木材は軒並み上がっています。
足元で進む円安は、ウクライナ情勢の緊迫化・新型コロナウイルス感染拡大などでマイナスの影響が大きく、すでに「悪い円安」が起きていると言えます。
リフォームはいまは見送った方が良いの?
今後の見通しとしては、住宅の建築費用は上がることはあっても下がることはないといえます。
不景気なのに材料費はどんどん値上がりしていきます。そして本格的な値上がりは今夏から始まると予想されます。
大変な世の中ですが、もしリフォームを検討されているのであれば、できるだけ早目に計画を進めていった方が負担は少ないかと思われます。
その上消費税が上がればその分負担もかかってきます。
不景気の時期には、リフォームに関しては国から補助が出る機会があります。
現在、国土交通省から交付されているこどもみらい住宅支援事業などを活用して、すこしでも負担の少ないリフォームをするのがおすすめです。
このような補助金は予算が決まっており、無くなり次第終了となりますので、こちらもお早めにご計画下さい。
ヤマキシはいつから値上げするの?
メーカーが値上げするので、ヤマキシもどうしても値上げは避けられないのですが、では、いつから値上げする予定なのか、リフォームを専門に買い付けを行っている佐々木バイヤーに話を聞いてみました。
Q.ヤマキシもずばり値上がりは決定ですか?
A.大変残念ながら値上がりは避けられませんね。 メーカーが上がるので、仕方ないですね。
Q.具体的にどのようなものが値上がりの対象になるんですか?
A.実はゴールデンウィークにエクステリア全般が値上がりしました。 次に値上がりするのは、キッチン・バス・トイレ・洗面化粧台・物置が決定しています。
Q.主に水まわりなんですね。やはり4つのショックが原因でしょうか?
A.そうです。とくに今は、「ウッドショック」の影響と、「ウクライナ情勢」からくる部品品薄の影響が大きいですね。木材はリフォームにも欠かせない材料です。フロアー材や下地材、合板なんかも売価が2.5~3倍にもなっているのが現状です。恐ろしいですよ。
Q.食品の値上げよりもすごいんですか?
A.いま、「玉ねぎショック」などとTVで騒がれていますが、玉ねぎは例年の2倍の価格です。 そう考えると、木材は2.5~3倍なので、本当にすごい値上がり具合なんです(涙) また木材は元々の価格も大きいので、ほんと、比にならないですよ(涙)
Q.もう木材は下がることはないのですか?
A.はい、上がっても下がることはないでしょうね。残念ですが・・・
Q.ヤマキシのお客様がお得にリフォームできる時期や方法は何かないでしょうか?
A.そうですね。とにかく一刻も早くリフォームした方が賢明ですね。
これはまだ商談中なのではっきりは分かりませんが、7月くらいに水まわり全般・物置などが値上がりする予定です。もしリフォームや修繕をお考えなら、その前にリフォームしておくべきです!だいぶ値段が変わりますよ。
それから、国の支援金などを活用することです。
いまなら「こどもみらい住宅支援事業」なんかがそうです。これは私の予想ですが6月には予算がなくなると予想しています。あくまでも予想ですが・・・いままでもこのような支援がありましたが、早くに予算がなくなり打ち切られることがあったので。実際、ヤマキシでも内窓リフォームにこの支援を使用されているお客様が今たくさんいます。
Q.値上がりは木材だけですか?
A.「木材だけ」と言っても、木材はリフォームするには必要不可欠です。メーカーに直結するので、リフォーム全般が値上がりになるでしょう。
すぐに値上がりするわけではありませんが、今後は塗料やコンクリなども上がってくるでしょう。
リフォームするならオススメの順番は、水まわり➡外壁➡コンクリ駐車場など でしょうか。
水まわりのリフォームはとにかくするなら「今!」でしょう!
今現在、オススメのリフォーム商品
月に何回かリフォーム専門のチラシをヤマキシから折込しています。
小松店がリニューアルオープンしたということで特価品を2つ用意しています!2つとも通常価格より2万円も安いので、絶対お得です!!※在庫に限りがありますのでお早めに。
その他、チラシはこちらに掲載していますのでお近くの店舗のチラシを閲覧ください。
リフォームをお考えの方、相談・見積もりは無料です!是非お気軽にお尋ねください(^^)/