水道蛇口、交換していますか?

一般的に蛇口や水道と呼ばれるものは、「水栓」と言う正式名称となります。


そして皆さん、ご存知でしょうか?

ずばり、水栓は、消耗品なんです!!



見た目はきれいで不具合がなかったとしても、中のパッキンが痛んでいたり、取れないカビや汚れが付着しています。


しっかり閉めたつもりでも、水がポタポタ落ちる・・・そんな経験ありませんか?
実はこの症状の主な原因こそ、経年劣化によるものなんです。


また、ヤマキシでは1月末の大寒波の影響により、「水道管が破裂した」「水漏れしている」「お湯が出ない」など水栓に関するトラブルのお問合せがたくさんありました。


水栓は簡単なものですと、ホームセンターなどでも手に入ります。自分でする分、工賃がかからないので、コストを削減することが出来ます。

しかし、、、

「DIYで出来ればそれに越したことはないけれども、、、ちょっと不安。」
「せっかく水栓を買ってきたのに、サイズが違った」

そんなご相談もあったりします。


サイズを測ったり、品番を確かめたり、買いに行く手間もかかる上、間違って購入したりつけ方が違っていたら大変です。

ここは専門家にお任せしてすっきり一掃してもらいましょう!


また近年は様々な水栓の種類があります。タイミングを見て新しく最新のものに交換するのも1つの手です♪


そこで今回のブログでは、水栓について色々調査していきたいと思います(^^)/

水栓の耐用年数は?

水栓の耐用年数は10年が目安と言われています。

あまり知られていないかもしれませんが、摩擦などが原因で金具は消耗していきます。

内部のパッキンもこまめに変えていなければ劣化は進んでいます。こまめに交換していない場合は、

10年経過していたら部品のみを交換するよりも、思い切って新しい水栓にした方が衛生的です。



また水栓は近年、進化しており、新しいモデルが出るにつれ古いモデルのものはどんどん生産終了となっています。現在使用されている水栓の部品が、10年経っている場合はメーカーで生産終了している可能性もあるので一度お確かめください。



水栓(水道の蛇口)が壊れたらどんな症状が出るの?

水栓の調子がおかしいと気が付く原因は、「水漏れ」と「緩み」が多いでしょう。

水漏れが現れたら、水栓の内部にあるパッキンはもう使用できない状態というサインになります。一度水漏れが始まると、水漏れする間も水道代がかさみます。カビや汚れの原因にもなってしまいますので、なるべく早目に処置していましょう。



水栓(水道の蛇口)はなぜ壊れるの?

経年劣化(10年以上経っている)・使用頻度が高い

長く使用すると、蛇口が緩むことがあります。

摩擦などによりパーツ(ナットやボルトなど)が消耗すると変形が生じて接続が悪くなり、部品同士の接続が悪くります。また使用頻度が高いと起こりやすくなりますが、よく見られる症状です。


パッキン・スピンドル・カートリッジ等の部品の破損によるもの

主に水漏れとなる原因は、破損した部品を使い続けていることが原因と考えれらます。部品を交換してなおるケースもありますので、一度ご相談ください。


凍結によるもの

お庭や駐車場など野外に設置された水栓は、本格的に寒くなる前に対策が必要です。


水は氷になると体積が増加します。氷点下になり、体積が膨張し個体となった水は、水栓の中で逃げ場がなくなり、圧力がかかり、水栓の中で破裂を起こしてしまいます。


予め水を少し出しっぱなしにするか、断熱材などで保温する対策が必要になります。
しかし、凍結してしまったら、絶対に無理に蛇口をひねったり、お湯をかけたりすると破裂する恐れがありますので絶対にしないで下さい。


このような症状は、外の水栓だけじゃなく、お風呂の水栓が特に注意が必要です。
換気のために窓を開けっぱなしにしておくと、夜になると氷点下に冷え込み、水栓が壊れる原因となるのです。真冬は窓を閉める、または二重窓にするなどの対策をしましょう。


また、凍結した後に症状が現れた場合、水栓金具にも破損が考えられます。昔の鋳物で作られた蛇口なら本体が膨らんだり変形したりという症状がみられます。最悪破裂する可能性もありますので、変形していたら触らずに、すぐに専門家にご相談ください。



地震や災害によるもの

自然災害により、大きな衝撃が加わると水漏れや逆流、断水などの症状が現れることがあります。

特に経年数が経っている水栓は少しのダメージでも症状が出やすいので注意が必要です。


また二次被害を防止するためにも、もし災害で水栓の異常が見られた場合は、すぐに止水栓を閉めましょう。止水栓は水道メーターの近くにある場合が多いです。事前に止水栓がどこにあるのか確認しておくと良いでしょう。


固くてうまく操作できなかったりするときは、無理に自分で対処せずヤマキシへご相談ください。


水栓(水道の蛇口)の種類

単水栓

水栓の中でも最もよく見られのが、「単水栓」です。

水またはお湯のどちらかを1つの蛇口から吐水し、主に手洗い器や洗濯機などに設置されています。

比較的に安価で手に入ります。

混合水栓

単水栓の他に、「混合水栓」という種類の水栓があります。

単水栓が水もしくはお湯のどちらか吐水できないのに対し、混合水栓は水・お湯の量を調整できます。
その時に欲しい適温にして吐水させることが可能です。


また混合水栓の中でも以下の3つに大きく種類分けすることができます。


◆シングルレバー

1つのレバーでお湯の量を調整し、流量を変更できるタイプの水栓で、混合水栓の中ではもっとも多いタイプになります。

◆ツーハンドル

お湯と水にハンドルがそれぞれあり、自身で流量を調整するタイプの水栓です。昔ながらの銭湯なのでよくみられるのがこちらです。

◆サーモスタット

比較的新しいタイプの水栓です。自動で温度調整するので家庭用のお風呂などで使われます。

さいきんの水栓(水道の蛇口)はすごい!

タッチレス+浄水来ビルトイン型

LIXILナビッシュ浄水器ビルトイン型

タッチレス機能はもちろん、浄水機能が備わった水栓がLIXILから発売されています。

米研ぎの際や野菜を洗うとき、飲み水として使う場合は「浄水」を、洗い物をするときは「原水」と、
減水と浄水の切り替えが可能です。

浄水器は、専用カートリッジを使用するので換えが必要ですが、ウォーターサーバーや市販のペットボトルを購入するよりコストがかからず、ペットボトルを捨てに行く手間も、ウォーターサーバーを設置する場所も不要です。

浄水栓でつくる水はペットボトル水やウォーターサーバーに比べコストパフォーマンスが優秀!

エコな水栓

パナソニックのスリムセンサー水栓

パナソニックから発売のスリムセンサー水栓は、シャワーの流量を小刻みに変動させるので、流量を抑えて最大節水10%を可能にしました。

こちらはちなみに浄水機能付きもあります。




鍋など大きい器具が洗いやすい

最後に紹介させていただくのは、TOTOクラッソというキッチンに標準で搭載されている、「タッチレス水ほうき水栓」です。

まるでほうきのように水がパット広がりますが、水ハネがしにくく、ミクロソフトシャワーで汚れをサッと落とします。またL字型なので吐水口が高い位置になるので、大きな鍋も洗いやすいのが特徴です。

ホースを引き出せばシンク洗いもスムーズ。
シャワーと整流吐水を切り替えることが出来ます!
クラッソはタッチレス水ほうき水栓が標準で搭載!



ヤマキシで行った水栓工事の施工事例

これらの施工事例はクリックすると詳細ページにリンクします。かかった費用や時間など、是非参考にしてください。

大寒波による凍結トラブルについて

1月末の大寒波の影響により、水栓によるトラブルに遭われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。


まだまだ寒い日は続きますので油断はできません。
冒頭でも書きましたが、水道管が凍結しないように、水栓などに保温材を巻いて外気に触れない状態にしてきましょう。保温材がない場合は毛布などでも対応してください。薄いタオルはタオル自体が凍ってしまいますので避けましょう。


また、氷点下になる夜は、蛇口から鉛筆の芯くらいのごく少量の水を一晩中流しておくと有効です。水道料金が気になると思いますが、少量の水を12時間流し続けた場合の使用量は、およそ360Lになります。その場合の水道料金は自治体にもよりますが、約数百円程度です。修理費用に比べたら少額で済みます。


水道管が凍結してしまった場合は、最初に止水栓を閉めましょう。くれぐれも熱湯をかけないよう気を付けてください。熱湯をかけると破損するおそれがあるため、無理に溶かそうとせず、自然に溶けるのを待つよう呼びかけています。



ご自身でどうしても溶かしたい場合は、水栓にタオルをかけた上からぬるま湯(40~50度ほど)をゆっくりかけ続けることで解消することがあります。またカイロで温めるなども1つの手です。解けるまで時間がかかりますが、修理業者も寒波の影響で多くの依頼を抱えている状態です。対応の順番がなかなか回ってこない場合はお試しください。

※ご自身でお湯をかける際には配管破損の可能性がありますのでくれぐれもご注意ください。保証は出来かねます。



またお風呂の水栓も注意が必要です。氷点下になる夜は、くれぐれもお風呂の窓を開けずに、換気扇のみで換気を行ってください。お風呂は入った後、捨てずに溜めたままにしておくと、その湯熱で給湯器の配管の凍結も防ぐことが出来ます。


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