季節のお悩み【春編】*花粉対策・花粉を家中に持ち込まない!

すでにスギ花粉の飛散時期に突入し、ピークを迎えた3月。いよいよ本格的な花粉の季節がやってきましたね。花粉だけではなく、年々PM2.5の高濃度は増すばかり・・・

外出する際は仕方ないけれど、家の中には花粉を持ち込まない様にすることで、家の中の花粉量がぐっと減り、だいぶ症状が抑えられるそうです。


という事で、今回のブログは、花粉をお家に持ち込まない工夫をご提案させていただきます!

花粉はなぜ大量に飛散するのか

花粉が大量に飛散する主な理由は、植物が繁殖するための生殖活動と関連していますが、それだけが理由ではありません。


地域や植物の種類によっても花粉の種類や飛散時期は異なりますが、じつはスギ花粉についてはこの40年で急増したと言われています。

急増した原因は、戦後に大量植林されたスギが伐採されずに残っているという節や、排気ガスなどで汚染された大気中の多くの微粒子が花粉症の発症を促進しているといった理由があるそうです。


また地球温暖化・二酸化炭素増加による影響で、花粉の量が増えるという研究データもあります。

PM2.5の正体

PM2.5とは、微小粒子状物質ともいわれる、非常に小さな粒子のことです。


物の燃焼などによって直接大気中に排出される「一次生成」と、環境大気中での化学反応により生成される「二次生成」の2過程に分かれて発生します。


微小粒子状物質ですので、粒子の大きさが非常に小さく、人の髪の毛の太さの30分の1ほどの大きさしかありません。


とても小さい為肺の奥深くまで入りやすく、喘息や気管支炎、肺がんなどの影響が懸念されています。呼吸器系疾患をお持ちの方は特に注意が必要です。

出典:東京都環境局HPより

花粉・PM2.5の飛散時期について

<花粉>

  • スギ花粉:1月から4月ごろが主な飛散時期で、ピークは2月から3月にかけてになります。
  • ヒノキ花粉::3月から5月ごろが主な時期で、ピークは3月から4月中旬頃になります。


<PM2.5>

PM2.5は通年で発生しますが、特に冬季や乾燥した季節に影響が大きいことが分かっています。冬季の暖房などにより燃焼が増え、大気中に微小粒子が放出されやすくなります。また、乾燥した季節や風の強い日には、土壌の埃や産業排出物が大気中に舞い上がり、PM2.5の濃度が濃くなるというデータとなっています。


※これらは主に日本などの一部の地域に該当します。

2024年花粉のピーク予測 ※日本気象協会より

花粉の侵入口はどこ?

花粉の侵入口は主に呼吸器系を通じて体内に入り込みます。

対策としては、外出時はマスクの着用をし、窓の閉め切りましょう。また、鼻をかむことやうがいをすることで、鼻や喉に付着した花粉を洗い流すことができます。


外ではマスクで防ぐことが出来ますが、家の中でまでマスクする機会はあまりないかと思います。そこで、花粉をできるだけ家の中に持ち込まないようにする工夫が必要となります。

玄関での対策

外出時には帽子やサングラスをかぶり、外での花粉がついている可能性がある場合は、玄関に入る前にしっかり花粉を払い、室内に持ち込まないようにしましょう。

とにかく家の中に花粉を持ち込まない様することが大切です。

窓やドアの管理

外の花粉が室内に侵入するのを防ぐために、窓やドアの隙間を塞ぐことが重要です。ドアや窓には花粉を遮るためのメッシュや特殊なフィルターを取り付けることができます。

株式会社イノベックスと言う会社が発売したハイブリッド網戸。 花粉だけではなく、黄砂や雨も通しにくいとか。
ニトムズの網戸用 花粉フィルター 網戸にフィルターを貼るだけで花粉対策に。

洗濯物は家の中で干す

洗濯物はこの時期、野外で干すのは大変危険です。

この時期は冬のジメジメした天気から、温かい風とポカポカ陽気の季節です。乾燥したスッキリ青空が出ているのに、洗濯物を野外で干せないのはもったいないと思いますよね。

しかし、花粉が飛ぶ季節は、濡れた衣類に大量の花粉がごっそりと付着し、なかなか取れません。

どうしても外で干したい場合は、手で払ってから取り込みましょう。しかし、払っても4割程度の花粉しか落とせないと言われています。できれば屋干しに徹しましょう。

扇風機やサーキュレータを除湿器やエアコンなどとセットで使用することで乾く時間が時短でき、菌もつきにくくになります。
最近は柔軟剤も豊富です。花粉は静電気によって近寄ってくるので、柔軟剤を使用してブロックしましょう!【花粉をブロックするP&Gのレノア】
お家で使用できる乾燥機は家族の人数が多い方にお勧めです。ガス乾燥機はふわふわに仕上がります♪【リンナイのガズ乾燥機乾太くん】
▲洗濯物を野外で干せない時期に参考にして頂きたいブログ

空気清浄機や換気扇を利用

室内に換気扇や空気清浄機を設置し、花粉を取り除きましょう。

近年ではコロナウィルスの影響で大活躍だった空気清浄機は、ウイルスだけではなく、花粉やハウスダストにも有効です。

ただし、適切な場所に置くことが大切です。

花粉は部屋に低い場所に集まりますので、床に近い高さに置きましょう。玄関や部屋の入口に置くと除去する効果が期待できます。

また、エアコンの対角線上に置くとさらに理想です。

吸い込み口や吹き出し口などには、物を置かない様にしましょう。


出典:ダイキンHPより


花粉を徹底ブロックする生活の知恵

さて、ここからは、花粉対策を行ったリフォームをご紹介していきます。

「リフォーム」と言っても、ランドリールームをつくるとか、畳みからフローリングにするとか、そこまでの大きなリフォームではありません。ちょっとしたプチリフォームや、DIYできるものもあります。

エコカラットをご存知ですか?

花粉やPM2.5は乾燥した大気で舞い上がります。部屋に適度な湿度があれば、舞い上がることが出来ず、症状が出にくい環境になります。


そんな環境にできる、壁に貼るだけの壁タイルがあります。LIXILから出ているエコカラットです。部屋の空気中の有害物質を吸収し、消臭力もあり、さらにインテリア性も高いことから、リフォームでも新築でも大人気の壁材です!

デザインも色々!壁に設置するだけ!

エコカラットには、1ナノメートル(1mm の100万分の1)という非常に小さな孔が空いていて、そこで空気の吸排出を行っています。

室内の空気の乾燥を防ぐため、花粉が飛散しにくい環境を作ります。また、花粉の季節が過ぎて、梅雨の季節では湿度を吸収する体質があります。

ジメジメしている時にも、乾燥している時にも、双方に効果を発揮する優れものです!

子供部屋に
玄関に
トイレに

パナソニックの「ホシ姫サマ」

使うときだけサッと竿を降ろして干すことが出来る優れものです。

日当たりの良い窓際の天井や、2階の階段ホール、洗面室などに施工します。天井に収納するので、使わないときはまったく邪魔になりません。

また、種類も豊富ですので、ご家族の人数や設置場所によりタイプを選ぶことができます。

竿2本タイプ。家族の人数が多いお家に。
電動タイプ。ご年配の方にも安心にお使いいただけます。
壁付けタイプ。窓際に取り付けたい方にお勧め!

セカンド洗面・・・洗面台を玄関スペースに。

外出から帰ってきた際に、手洗い・うがいがすぐ出来る環境にすることで、花粉やウイルスを家の中に持ち込むのを防ぐことができます。


洗面所とは別に、玄関や廊下などに設置される2台目の洗面のことを、「セカンド洗面」と言われていますが、最近このセカンド洗面の需要が増えています。

手洗い・うがいが習慣になるように。 画像:LIXIL

きっかけは新型コロナなどの感染対策として、企業や介護施設、スーパー銭湯、商業施設などで出入り口に設置したことで一般家庭へ広まりました。


帰宅時の手洗い・うがい、出かける際の身だしなみを整えるスペースの他、アウトドア作業などと多様な使い方ができると評判です。


また最近の水栓は、蛇口に触れることなく、非接触で手洗いが出来ることもセカンド洗面の人気を後押ししています。


もし玄関付近に水道がある場合は設置をおすすめいたします♪

生活リズム・生活習慣を見直す

現在、国民病といわれている花粉症ですが、その患者の割合は日本人の約25%といわれています。現代の方が花粉症が多い理由のひとつに、不規則な生活リズムや食環境の変化が指摘されています。


ストレス・多量飲酒・睡眠不足を改善することが重要です。


また、腸内環境を整えることで身体の各機能を正常に保ち、免疫力を上がる様にすることで、アレルギー症状が緩和されます。ヨーグルトや納豆などの発酵食品、鯖・いわしなどの青魚を摂りいれていきましょう。


またリラックス効果が高いハーブティーなども高い抗アレルギー作用があるのでおすすめです♪


もうしばらくするとお花見の季節です♪今年はしっかり対策し、少しでも花粉症の症状を抑えて楽しみましょう♪

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