大型台風に備えて安心・安全な対策!

台風発生時期!今後の進路は?

自転車並みにゆっくりと強い勢力で日本を縦断している台風10号ですが、このブログを書いている最中はまだ九州を縦断中です。


週末には北陸に到着ということで、暴風域はなくなったようですが、暖かく湿った空気の影響で雨雲が猛発達しており、今後は雨に注意する必要があるようです。


9月は年間を通して最も台風が発生・上陸しやすい時期でもあります。下のイラストで表しているように、9月の台風は、太平洋高気圧や偏西風の影響を受けて日本を縦断しやすい進路となります。


さらに、秋雨前線の活動を活発にするため、大雨を降らせる傾向にあります。

参考:国土交通省気象庁HPより

台風10号が無事に通り過ぎていったとしても、また次の台風がやってきます。できれば、次の台風に備えておくと安心です。


今回のブログでは、大切なお家をどのように台風から守り、備えたらよいのか、
また、お家のどのあたりが台風の被害に遭いやすのかを調査してみました!

台風への備え(家の外)

雨戸やシャッターを閉めておく

必要に応じて天候が悪くなる前に外から板を打ち付けて補強しておくと安心です。

しかし、木の板を用意するとなると、一般の家庭では運ぶのも設置するのも大変です。その場合は、ホームセンターで軽量のプラスチックの板が販売されていますので、それを代用することでガラス窓を守ることができます。

出来れば突っ張り棒や養生テープでしっかり固定しておきましょう。もしすでに暴風雨の場合は家の中から設置しましょう。

排水溝や側溝は掃除をして水はけをよくしておきましょう。

普段、掃除を行っていない側溝は、落葉や泥などが溜まっています。水はけが悪いと、雨水が流れにくくなり浸水のリスクを高めます。

水がスムーズに流れるよう、台風や大雨が来る前に掃除しておきましょう。

風で飛ばされそうなものを家の中にいれるまたは固定しておく。

ゴミ箱、プランターなどは軽いので飛ばされやすいので家の中へ移動しておきましょう。

野外に置いてある自転車などはロープなどで固定しておきましょう。

忘れがちな物干し竿は大変危険!風が強くなる前に取り入れておきましょう。

浸水被害に遭う前に対策を。

大雨になると、床上浸水が発生しやすくなります。過去に浸水したことのある地域や、川沿いにお住まいがあるお宅は、床上浸水が発生する前提で家の中の対策しておきましょう。


水に濡れてはいけない家財や家電などは、なるべく高い位置に移動させておく必要があるでしょう。2階建てであれば、可能な限り2階へと移動させておくことをおすすめします。


平屋などで2階がない場合、床上浸水対策をする場合には、ダイニングテーブルの上などに置くなどの対策をしておきましょう。落ちない様に固定するなど、十分注意してください。


また、玄関や入り口に土嚢を積んでおくと、被害が少なくて済みます。

台風への備え(家の中)

非常用品の確認

リュックサックに各自、非常用品を備えておきましょう。

・懐中電灯

・携帯用ラジオ

・携帯の充電器

・衣類(下着、タオル、寝袋、雨具、軍手、靴など)

・貴重品(現金(小銭も)、預金通帳など、印鑑、健康保険証など、身分証明書)

・非常食、飲料水(乾パンやクラッカーなど、レトルト食品、缶詰など)

・救急医療品(常備薬、マスク、紙おむつ、生理用品など)


携帯ボンベ式コンロや乾電池、防災頭巾やヘルメット、予備の眼鏡などもあると安心です。ヤマキシでも各店に取り揃えております(^^)/

新加賀店
朝日店
田鶴浜店

また、スマートフォンの充電を十分にし、車のガソリンを満タンにしておきましょう。


生活用水の確保

断水に備えて、飲料水の他に生活用の水もある程度確保しておくと安心です。

例えば浴槽に水を溜めて置いたり、エコキュートがあると貯水タンクが生活用水として使えますのでこちらも満タンの設定にしておきましょう。

窓ガラス対策

窓はしっかり鍵まで閉めておきましょう。


雨戸やシャッターない場合で、風当たりの強い場所や、窓が大きい場合は、窓ガラスが割れたときの飛散を防ぐために飛散防止フィルムを貼っておくと安心です。


飛散防止フィルムとは、ガラスが割れた際に破片の飛び散りを防止するフィルムです。

ガラスが割れて飛び散ると飛び散ったガラスで物が壊れたり、窓の近くにいる人が怪我をしたりなど被害が拡大してしまう恐れがあります。


飛散防止フィルムは割れそのものを防ぐというより「割れたガラスの破片を周囲に飛散させないこと」を目的としたものになります。


また、飛散防止フィルムは、飛散防止の他にも種類によっては紫外防止効果のあるものや、断熱効果目隠し効果防犯対策防虫忌避など様々な効果が得られるフィルムも発売されています。


メーカーによっては、すりガラスや凹凸のある型板ガラスにも使用できます。(※お買い求めされる際にご確認下さい)


そして最近の飛散防止フィルムは、透明フィルムだけではなく、グラデーションがかかっているもの、模様があるもの、マットなもの、ステンドグラス調など種類豊富に出ているので、お部屋の模様替えとして楽しめます♪

写真参考:サンゲツHPより 紫外線90%カットのガラスフィルム

急な暴風や、事前に外から窓ガラスの対策が出来ない場合は、家中からガラスにガムテープを貼っておくと、物がガラス窓に当たってもガラスの散布を最小限に防ぐことができます。

台風で住まいが破壊されやすい場所はここ!

ここまででお気づきの方もいらっしゃると思いますが、お家のどの部分が1番台風被害が多いかというと、「窓」になります。

窓がやぶられてしまうと、上のイラストのように暴風が室内へ一気に流れ込み、家の屋根が吹き上がってしまうという被害も報告されています。


そうなってしまうと、家の中は暴風でめちゃめちゃです。家の中に竜巻が入ってきたようなものです。想像するだけで怖いですね。


もし、窓への対策がご自身で十分にできない場合は、大切なお家を守るためにも、シャッターや雨戸を設置したり、耐風圧性能の窓に交換するなど、台風が発生する前に窓リフォームを検討してみて下さい。


いまなら窓や玄関は国からの補助金制度もあります!補助金の申請はぜひヤマキシへご相談くださいませ。

屋根や雨樋なども台風の被害に遭いやすい場所です。

台風の飛来物による瓦屋根の損傷やズレ
強風で雨樋が外れることも・・・

また、ベランダなどの屋根がポリカ波板で劣化している場合、強風により飛ばされたり剥がれたりすることが多いので要注意です。劣化していたらお早目にリフォームを。

台風で吹き飛んだ
台風により割れてしまった

風により飛んできたものをよけるのはなかなか難しいです。大きな事故になる前に、是非しっかり修理しておきましょう。



家族で確認する

避難場所の確認を行う

町内でも避難場所の指定また避難訓練などを実施しているかと思いますが、いざ避難するとなると、普段意識していないと「どこに避難するんだっけ?」となります。


日頃からハザードマップや自治体ホームページなどで避難場所を把握しておき、家族同士の連絡方法などを話し合っておくと安心です。


避難するタイミングを決めておく

避難に遅れてしまうリスクを回避するために、家族で避難するタイミングを決めておきましょう。

「警戒レベル3を超えたら」「避難警報が発令されたら」など、明確にしておくことで避難の遅れを防ぎやすくなります。

ただし、「床上浸水が発生したら」「警戒レベル4が発令されたら」など、避難のタイミングが遅いと大変危険です。ご高齢の方、赤ちゃんがいるご家庭は特に早い段階で避難するように計画を立てておきましょう。

台風接近中は不要な外出は控え、危険な場所へは近づかない!

気象庁HPより 平成23年台風第12号の大雨による土砂崩れ

田畑をされている方は、せっかく作った野菜などが心配かと思います。心配だからとちょっと様子を見に行ったつもりが、被害に遭ってしまったという事がよくあります。


雨で増水した小川や側溝は境界が見えにくくなり、山崩れ・がけ崩れも起こりやすくなります。それだけではなく、暴風になると飛んできたものにぶつかったり車が転倒したりする恐れがあります。


また増水の様子を見に行って亡くなる方も毎年いらっしゃいます。今回の台風10号、河川の増水・氾濫や低地の浸水等が各地から報告されていますので、台風が通り過ぎるまでは絶対に様子を見に行ったりしないで下さい。


台風のネーミング

今回発生した台風10号ですが、「サンサン」という名称がつけられています。


香港が提案した少女の名前が由来だそうで、思わずかわらしい女の子をイメージしてしまいますが、これだけ多くの被害が出ておりますので、どちらかというと「大声で泣き叫ぶ女の子」をイメージして、すこしでも被害に遭わない様、事前に準備しておきましょう。


ちなみに台風の名前は政府間組織「台風委員会」が定めており、アジア風の名前は日本、中国、韓国、アメリカなど14か国がそれぞれ10コずつ命名しているので140個あります。

日本はすべて統一して正座の名前を提案しています。


<これまでに採用された日本が提案した台風の名前>

・コイヌ(こいぬ座)
・ヤゴ(やぎ座)
・ウサギ(うさぎ座)
・カジキ(かじき座)
・コト(こと座)
・こぐま(こぐま座)
・トカゲ(とかげ座)
・ヤマネコ(やまねこ座)



多くの国では日本のように統一することなく、女性の名前や動物の名前、木花の名前を提案する事が多いようそうです。

140個の名称を台風の規模や特徴に関係なく、繰り返し順繰りに使っていますが、台風によりよほどの大災害がもたらした場合は別の名称になることもあるそうです。


台風「10号」と言うとピンとこないですが、台風「サンサン」と聞くと、どんな勢力の台風でどこでどんな被害が大きかったのかなどを思い出しやすいかと思います。名付けることで過去の台風の規模や被害を思い出すことで、今後の予防や対策になるのでよい提案ですね!



台風の備えをぜひヤマキシで!

万が一、家屋が台風で被害に遭われた場合もヤマキシでご相談くださいませ。修理・修繕承ります。

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